中距離の1500メートルが得意種目の法政大・高橋彰太(たかはし しょうた)さん。
夢半ば19歳で亡くなってしまいましたが、死因は一体何だったのでしょうか?
高橋彰太選手のプロフィールについてもまとめていきます。
もくじ
高橋彰太のwikiプロフ!
名前:高橋彰太
よみ方:たかはし しょうた
生年月日:2003年生まれ
高橋彰太選手の学歴は次の通りです。
- 2016年~2018年:古川東中
- 2019年~2021年:東北高校
- 2022年、2023年:法政大
それぞれについてご紹介します。
高橋彰太の中学時代:古川東中
高橋さんは自ら練習を組み立てるなど自立した選手で「いずれはエース級になる」と期待の選手でした。
そんな高橋選手の出身中学は「古川東中学校」です。
中学時代は既に中距離が得意で宮城県ではトップレベルの選手でした。
2018年の成績がこちらです↓
- 男子800m:ランキング6位
- 男子2,3年1500m:ランキング1位
- 男子3000m:ランキング1位
参考
https://ctr.jaaf-sendai.com/wp-content/uploads/2021/12/2018-rank-m.pdf
2018年というと高橋選手は中学3年生になります。
男子3000mでは2位に7秒以上の差をつけるほど、一人抜けた存在でした。
高橋彰太の高校時代:東北高校
高橋選手は中学卒業後、陸上の強豪である東北高校へ進学されます。
高校1年生の頃から実力を発揮し、東北地区高校駅伝では6位、日本体育大学長距離競技会5000mでは5位といった成績を収めます。
そして、2年生では宮城県高校駅伝で2位。
3年生ではインターハイ1500mの予選で1位、本選で6位のといった数々の成績を残されています。
高橋彰太の大学時代:法政大学
高橋選手は高校卒業後、駅伝の常連校である法政大学へ進学されます。
高橋選手は大学でも1年生の頃から実力を発揮。
2022年の11月に開催されたMARCH対抗戦10000mでは1位の成績を収められました。
高橋彰太選手のご冥福をお祈り致します
1年半の間法政大学長距離ブロックに入ってくれて、1年生ながら世田谷ハーフで65分台、MARCH対抗戦ではロングスパートで1位になったのは一生忘れません— 妖夢推しの法政ファン (@taisei23159820) December 26, 2023
高橋彰太選手の死因は?
高橋彰太選手は2023年夏、19歳という若さで亡くなりました。
死因は“病気”ということですが、箱根駅伝を目指していた矢先、一体何があったのでしょうか?
腎機能が低下する病気
8月初め、中国での国際大会に同行していた坪田監督の元に、帰省していた高橋さんから「足のむくみがひどく、すぐ入院した方がいいと言われました」と、LINEで一報が届いた。
出典:讀賣新聞
病気が見つかったのは2023年8月初め。
高橋彰太選手は病院で「腎機能が低下する病気」と診断され、“足のむくみ”という症状が出ていたようです。
腎臓は尿をつくる器官で、
- 「体内に蓄積する老廃物を排泄する」
- 「体内の水分量やナトリウム、電解質、酸・アルカリのバランスを一定に保つ」
といった働きがあります。
むくみの症状が出るには腎機能の障害がかなり進行しており、危険な状態だったことが伺えます。
病名は?
高橋彰太選手の病名については明かされていません。
ただ、病院で治療を受けて快方に向かっていたところ、10日後に容態が急変。
そして、血栓が原因で亡くなりました。
腎臓や血栓が関係する病気というと、
- ネフローゼ症候群
- エコノミークラス症候群
の2つが可能性として考えられます。
ネフローゼ症候群とは?
ネフローゼ症候群は別名「腎静脈血栓症」と言います。
ネフローゼ症候群とは
尿にタンパクがたくさん出てしまうために、血液中のタンパクが減り(低たんぱく血症)、その結果、むくみ(浮腫)が起こる疾患です。
また低タンパク血症は血液中のコレステロールも増やします。
その他、腎不全、血栓症(肺梗塞、心筋梗塞、脳梗塞など)、感染症などを合併する危険性があります。
出典:東京女子医科大学
高橋彰太選手は「むくみ」の症状がきっかけで入院しています。
その後、合併症である「血栓症」を発症したと考えると、ネフローゼ症候群が当てはまりますね。
エコノミークラス症候群とは?
「血栓」が原因で亡くなる病気として「エコノミークラス症候群」が有名です。
エコノミークラス症候群とは?
食事や水分を十分に取らない状態で、車などの狭い座席に長時間座っていて足を動かさないと、血行不良が起こり血液が固まりやすくなります。その結果、血の固まり(血栓)が血管の中を流れ、肺に詰まって肺塞栓などを誘発する恐れがあります。
出典:厚生労働省
腎機能が低下すると血栓ができる病気は様々ありますが、投薬の影響によって血栓ができる場合もあるようです。
また、ベッドの上で過ごすことの多い入院生活そのものが血栓のリスクになることはどうしても防ぎきれません。
ただ、だからこそ病院では基本的に血栓ができないような対策を取っており、エコノミークラス症候群の可能性は低いと思われます。
コロナワクチンが原因?
高橋彰太選手の死因について、SNS上では「コロナワクチンのせいでは?」と話題になっています。
そこで、高橋選手がワクチン接種を受けていたのか調べてみたところ、そういった情報は見つかりませんでした。
ただ、法政大学ではコロナワクチンの大学拠点接種を実施していたことがわかりました。
2021年8月30日~10月2日にかけて大学拠点接種(初回(1・2回目)接種)を実施。
また、2022年4月~6月にかけて大学拠点接種(3回目追加接種)が実施されています。
参考
https://www.hosei.ac.jp/hosei/torikumi/covid19/vaccinationprogram/?auth=9abbb458a78210eb174f4bdd385bcf54
大学拠点接種には学生や18歳以上の同居家族を対象としており、高橋選手がワクチン接種を受けていた可能性は否定できません。
ただ、高橋選手の「腎機能が低下する病気」と「ワクチン接種」については因果関係が証明されていないため、憶測の域を出ない点に注意が必要です。
世間の声
各大学の選手一人、一人にも色んなものを抱えて走るんだと思う
天国にいる仲間のために、応援してくれる人のため、家族のため、大切な人のため、走れなかった同じ駅伝部の仲間のために
全大学が全選手が目標達成は難しいかもしれないが
走る姿で勇気や感動を与えるのは間違いない
何か重篤の病気で血栓が出来、急性腎不全になっていたと思われます。自分も去年、血栓性微小血管障害症って病気になり、急性腎不全とか血小板が普通は20万位あるのが五千まで下がって危険な状態でしたが、血漿交換と免疫抑制剤などの治療で良くなり透析もしないで生活出来てます。
法政OBです。
自ら練習を組み立てていた高橋選手はすばらしいですね。
アスリートでないわれわれも学ばせられますね。19歳の若さでこの世を去ってしまい
ご両親もさぞかし無念だったことでしょう。
心からご冥福をお祈りいたします。長年スポーツを見ていますが、
アスリートというのは気持ちが入ると
自分が持っているもの以上の力が出せるものだと感じます。チャンスにめっぽう強かった清原選手は
「打席に入ったら80%はメンタル」と言っていましたし、
先日残念ながら亡くなってしまった相撲の寺尾関も、
気持ちで軽量のハンデをカバーしてわれわれファンに感動を与えてくれました。箱根では、天国の高橋選手にささげる法政の爆走を期待したい。
「彰太のために」私も全力で応援します。
出典:Yahooニュース