2024年1月19日発売のモンスター収集サバイバルゲーム『パルワールド』。
ポケモンを彷彿とするキャラデザインが「パクりでは?」と話題になっています。
そこで、パルワールドとポケモンがどれ程似ているのか比較画像で検証してみたいと思います。
パルワールドとは
2024年1月19日に早期アクセス版の販売が開始された『パルワールド』。
販売開始から8時間で同時接続プレイヤーが37万人以上というランキング4位の好スタートを切りました。
そんな話題のゲームですが、どんなゲームなのかを一言で説明すると
「銃が撃てるポケモン」というコンセプト
実際は仕様に細かな違いがありますが、ポケモンととても似ています。
フィールドに棲息している「パル」というモンスターを「パルスフィア」と名付けられた青いボールで捕獲。
「パル」の収集や育成を通してボス攻略も楽しみの一つとなっています。
【比較画像】パルワールドとポケモン
パルワールドとポケモンの比較画像をご覧ください。
※左がパルワールドで右がポケモンとなっています。
キャラクターの形や色使いが似ていますね。
他にもX(旧Twitter)では比較画像が多数投稿されていました。
https://Twitter.com/kyoutaigahara/status/1748275961630777518?s=20
パルワールド流石にパクリすぎ pic.twitter.com/gaFCxQBn6P
— ゆらら (@supuramanyu_ba_) January 17, 2024
パルワールドのモコロン、ポケモンのウールーとそっくりじゃね?って思って見比べたけど割と違ってたわ pic.twitter.com/yxnogmLTSV
— ぱんにゃ (@JOKER76762090) January 20, 2024
最初は笑えたけどずっと好きだったポケモンがパチモンにされてるの見たら怒りがこみ上げてくる#パルワールド #ポケモン https://t.co/Muz5yNQ2O0 pic.twitter.com/gliHHOgHmg
— あ (@aa0438593761753) January 20, 2024
X(旧Twitter)では「パクリ」だと感じる意見が多いものの「割と似ていない」といった人もいるようです。
パルワールドは著作権侵害にならない?
パルワールドのキャラクターはポケモンと似ていることからネット上では“パルモン”と呼ばれることも。
更には、ポケモンに登場するモンスターボールのようなもので「パル」を捕獲するシーンも採用されています。
そういった似た要素があると著作権の侵害には当たらないのでしょうか?
パルワールドを開発した株式会社ポケットペアの見解を見てみようと思います。
「ポケモンを参考にはしている」らしい
パルワールドを制作した株式会社ポケットペアの社長「溝部拓郎」さんによると、
『ポケットモンスター』を偉大な先人として参考にはしている
~中略~
弊社は真剣にゲーム作りに取り組んでおり、当然ですが、他社の知的財産権等を侵害する意図は全く御座いません。法務のレビューも受けており、現時点で他社様から何らかの具体的なアクションを頂いた事も御座いません。インターネットでは様々な噂が飛び交っておりますが、安心してご購入頂ければ幸いです。
出典:AUTOMATON JP
2024年1月19日のインタビューでは、ポケモンを参考にしていることを明かされています。
そのため、ポケモンの要素とどうしても似てくることは避けられないでしょう。
ただ、法務によるレビューのもと知的財産権等に抵触しないよう慎重に開発を進められています。
インタビュー時点では他社から問い合わせもないことから問題ないようですね!
よって、“パクり”という表現は適切ではなく、敬意や尊敬の意味を持つ“オマージュ”と捉えると良いかもしれません。
ゲーム業界はパクリのオンパレード
溝部拓郎さんは2019年9月6日のインタビューで、ゲームの歴史が真似からきていると語っていました。
スーパーファミコンのRPGのUIは9割以上が『ドラゴンクエスト』や『ファイナルファンタジー』のパクリですし、格闘ゲームなんか、ほぼ100パーセントが同じようなUIですよね。
~中略~
ソシャゲに関しては言うまでもなく、初期の作品はほとんどが『ドラゴンコレクション』風、スマートフォンに移ってからは『モンスターストライク』や『パズル&ドラゴンズ』風のものばかりでした。
出典:電ファミニコゲーマー
歴史を見てみると、ゲームという文化は真似から発展してきているようです。